肩こり・頭痛がある方

肩こりになる要因

女性の身体の不調原因「第一位」、男性の身体の不調原因「第二位」(厚生労働省:平成19年国民生活基礎調査)を占めるのが肩こりです。肩こりは、いまや国民的病として定着しつつあると言えます。

しかし「肩こり」とひとことで言っても、その要因はさまざま。日常の生活習慣や姿勢など、「肩こり」の要因を見直してみませんか?

姿勢が悪い

背中や胸部の筋肉の弱い人は、姿勢が崩れがち。背中を丸めたまま長時間同じ姿勢でいる、なんていう方も多いのではないでしょうか。肩が前方に傾くと肩甲骨の動きが悪くなり、やがて周辺の筋肉が硬くなってしまいます。これらの症状は、猫背の方や筋力の弱い女性に多く見られる傾向があります。

ストレスが多い

仕事やプライベートで精神的なストレスがあると交感神経が優位になってしまい、体と心が緊張状態になることで、その結果血流が悪くなり肩こりや首のこりを起こしやすくなります。

視力(眼精疲労)

パソコンやTVゲームなどで長時間にわたり目を酷使していると、首の筋肉が強い緊張状態となり、肩の筋肉に負担がかかります。これは、頚椎の2番が支配している「視神経」という目の神経にストレスがかかるときにみられる症状で、視力の低下やかすみ目、また眼精疲労といった症状も伴いやすいと言われています。

睡眠不足

睡眠不足が続くと、肩の筋肉や脳の神経が休まる時間が減ってしまうことになり、全部の血流が悪くなってきます。また、筋肉にたまった疲労物質が排出されないので、肩こりが慢性化しやすくなります。 ほかにも、ホルモンバランスの乱れ、内臓の疾患、血行の悪さなども肩こりの要因となることが多いので、この機に日常の生活習慣や姿勢などを見直してみてはいかがでしょうか。

頭痛と肩こりの意外なつながり

頭痛に悩まされる方は多くいらっしゃいますが、この頭痛は肩こりが発端になっているとも言われているのです。肩こりの方の多くは頭痛も併発していることが多いのです。

頭痛と肩こりの意外なつながり

頭痛は、大きく「症候性頭痛」「機能性頭痛」の二つに分けられます。
「症候性頭痛」とは脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害などの脳血管障害が原因で起こる頭痛の事を言い、「機能性頭痛」とは検査などで脳や血管などに異常が見られないものを言います。

当院にご来院される方で頭痛を訴える患者さんの多くは、後者の「機能性頭痛」に該当します。
「機能性頭痛」の中で頭痛を伴う肩こりは「緊張型頭痛」と呼ばれています。
「緊張型頭痛」は「機能性頭痛」の7~8割を占めており、頭から首、肩にかけて筋肉が緊張し血流が悪くなって起こるほか、精神的なストレスなども要因であると言われています。
その主な原因としては、長時間にわたる同じ姿勢、不良姿勢からくる筋肉への負担、長時間のパソコン作業などによる眼精疲労、といったものがあげられます。

まず、脳には大量の血液が必要なため、首には左右で4本もの動脈が通っています。
肩のこり(肩の筋肉の緊張)になると、緊張状態が長時間続くため首の動脈を圧迫するようになってしまい、血流が悪化します。その結果、脳に対して十分な血液が届かなくなり、酸素不足を起こし頭痛の原因となってしまうのです。

こうして頭痛が起こるとその影響で肩や首を動かす事が少なくなり、筋肉が弱まります。弱まった結果、筋肉が疲労を起こしやすくなり、また頭痛を招く事になります。
緊張性頭痛を改善していくには、こうした悪循環を断ち切る事が重要なのです。その方法は、筋肉をほぐすことで血液の循環を良くする、長時間同じ姿勢をとらない、適度に体を動かす、姿勢を正す、などがあります。

当院のカイロプラクティックは、骨盤を安定させ姿勢を改善することにより、首や背骨の負担を減らし 肩こりを改善していきます。上記、頭痛の原因となるような悪循環を断ち 切る第一歩としても、多くの方に選ばれております。「肩こり」や「頭痛」などで悩んでいる方、どうぞお早めに当院までご相談ください。